Creality CR-10S [3D]
お久しぶりです。
2018/11/11に中国で独身の日(中国でのネット通販の大安売り)があったため
3DプリンターのCreality CR-10Sを購入しました。
1.Creality CR-10Sを選んだ理由
①海外サイトで評価が高かったため
All3DPにて500ドルクラスでトップの評価であった
②original plusa が高くて買えなかった
③300x300x400の大型が印刷できる
④ヒートベッドがついている
⑤フレームがアルミ製である
⑥Z軸が2軸である
2.選んで正解だったか
今だったら違う機種を選んでいます
3.違う機種を選ぶ理由およびCR-10Sの欠点
ここからが本題
もしこれから3Dプリンターを購入しようという人は以下のことを注意して選定するといいと思います
私が勉強不足で失敗した点です
①ヒーターが非力
次に買うなら24V以上、ノズル温度280℃以上、ベッド温度120℃以上の出力
CR-10Sの出力は12Vであるが最近の主流は24Vになりつつあります
理由はいろいろあるだろうがヒーター関連が大きいように感じます
電圧が低い場合、当然電流を上げない限り出力は上がらない
出力が低い場合、ベッド、ノズルが指定温度に到達する時間がかかるもしくは指定温度まで達しません
特にCR-10Sの場合には300x300の大きめのヒートベッドのため指定温度まで上がりにくく、
なかなか印刷までたどり着けません
特に冬場は暖房が効いた部屋または周囲を断熱してあげないと100℃には達しません
ABSの印刷にはベッド温度は100℃以上がないと反りがひどく印刷に失敗してしまいます
中には260℃以上のノズル温度が必要なフィラメントもあるのでノーマルのCR-10Sでは難しいです
②静音化できない
次に買うならsilent step stick 搭載
3Dプリンターはステッピングモーターで稼働しているがこれがうるさいです
3Dプリンター用の部屋があるならまだしも一緒に寝ることは不可能です
光造形なら上下運動の時だけだが熱溶解積層(FDM,FFF)は常に騒音がでます
騒音の原因はステッピングモーターを1ステップ動かすごとに電圧を上下させているためです
この騒音をなくすためには電圧を固定し代わりに電流の上下でモーターを稼働させる必要があります
この処理を行うのがモータードライバーチップであり、
ほとんどの3Dプリンターでは電圧で制御しているので、
このモータードライバーチップを交換することで静音化できます
静音のモータードライバーが乗ったチップがsilent step stick です
ただし、CR-10Sのモータードライバーは基盤にハンダ付けされているので基本的には交換不可です
私は静音化のためにコントロールボックスの中身をすべて入れ替える予定なのでCR-10Sを買った意味が……
③エクストルーダー(フィラメントの送り出し機)の種類
次に買うならなるべくダイレクトエクストルーダー
CR-10Sはボーデンエクストルーダーです
ボーデンエクストルーダーはノズルから離れたところにエクストルーダーがある構造なので
柔らかいフィラメント(フレキシブルフィラメント)の送り出しおよび戻しが苦手です
その代わり、重たいモーター部が別置なのでノズル部の稼働時に振動が出にくいです
イメージ的には細いまっすぐな筒の中を針金(通常のフィラメント)を通すか
柔らかい糸(フレキシブルフィラメント)を通すかの難しさの違いです
このボーデンエクストルーダーに対するのがダイレクトエクストルーダーです
ダイレクトエクストルーダーはノズルの直線にエクストルーダーがあるため
フィラメントが曲がる前にノズルに押し込むことができます
ダイレクトエクストルーダーで有名なのはタイタンエクストルーダーです
調べればタイタンエクストルーダーに換装している例もあります
ただし、重たいモーター部もノズルと一緒に動かすので振動が出やすいです
④オートレベリング機能がない
次に買うならタッチセンサーでオートレベリング機能付き
CR-10Sには普通の人が想像しているオートレベリング機能はありません
ベッドの高さ調整はノズルがベッドの隅をすごくので隙間を手動で調整する必要があります
オートレベリングと書かれているのはボタンを押すとノズルが自動でベッドの隅を動くという意味です
レベリング自体は手動ですので間違いやすいポイントです
こちらに関してはCR-10Sのソフトウェアを別のものに書き換え
タッチセンサーの導入および改造で追加ができます
⑤Y軸が1軸
次に買うならY軸は2軸構成、できればリニアレール
CR-10SのY軸は1軸となっており、またローラーでの固定なのでベッドがぶれやすいです。
こちらはもとから自分でリニアレール2軸に交換予定です
ただ最近のは元からリニアレール2軸のものもあるのでよく調べればよかったです
2018/11/11に中国で独身の日(中国でのネット通販の大安売り)があったため
3DプリンターのCreality CR-10Sを購入しました。
1.Creality CR-10Sを選んだ理由
①海外サイトで評価が高かったため
All3DPにて500ドルクラスでトップの評価であった
②original plusa が高くて買えなかった
③300x300x400の大型が印刷できる
④ヒートベッドがついている
⑤フレームがアルミ製である
⑥Z軸が2軸である
2.選んで正解だったか
今だったら違う機種を選んでいます
3.違う機種を選ぶ理由およびCR-10Sの欠点
ここからが本題
もしこれから3Dプリンターを購入しようという人は以下のことを注意して選定するといいと思います
私が勉強不足で失敗した点です
①ヒーターが非力
次に買うなら24V以上、ノズル温度280℃以上、ベッド温度120℃以上の出力
CR-10Sの出力は12Vであるが最近の主流は24Vになりつつあります
理由はいろいろあるだろうがヒーター関連が大きいように感じます
電圧が低い場合、当然電流を上げない限り出力は上がらない
出力が低い場合、ベッド、ノズルが指定温度に到達する時間がかかるもしくは指定温度まで達しません
特にCR-10Sの場合には300x300の大きめのヒートベッドのため指定温度まで上がりにくく、
なかなか印刷までたどり着けません
特に冬場は暖房が効いた部屋または周囲を断熱してあげないと100℃には達しません
ABSの印刷にはベッド温度は100℃以上がないと反りがひどく印刷に失敗してしまいます
中には260℃以上のノズル温度が必要なフィラメントもあるのでノーマルのCR-10Sでは難しいです
②静音化できない
次に買うならsilent step stick 搭載
3Dプリンターはステッピングモーターで稼働しているがこれがうるさいです
3Dプリンター用の部屋があるならまだしも一緒に寝ることは不可能です
光造形なら上下運動の時だけだが熱溶解積層(FDM,FFF)は常に騒音がでます
騒音の原因はステッピングモーターを1ステップ動かすごとに電圧を上下させているためです
この騒音をなくすためには電圧を固定し代わりに電流の上下でモーターを稼働させる必要があります
この処理を行うのがモータードライバーチップであり、
ほとんどの3Dプリンターでは電圧で制御しているので、
このモータードライバーチップを交換することで静音化できます
静音のモータードライバーが乗ったチップがsilent step stick です
ただし、CR-10Sのモータードライバーは基盤にハンダ付けされているので基本的には交換不可です
私は静音化のためにコントロールボックスの中身をすべて入れ替える予定なのでCR-10Sを買った意味が……
③エクストルーダー(フィラメントの送り出し機)の種類
次に買うならなるべくダイレクトエクストルーダー
CR-10Sはボーデンエクストルーダーです
ボーデンエクストルーダーはノズルから離れたところにエクストルーダーがある構造なので
柔らかいフィラメント(フレキシブルフィラメント)の送り出しおよび戻しが苦手です
その代わり、重たいモーター部が別置なのでノズル部の稼働時に振動が出にくいです
イメージ的には細いまっすぐな筒の中を針金(通常のフィラメント)を通すか
柔らかい糸(フレキシブルフィラメント)を通すかの難しさの違いです
このボーデンエクストルーダーに対するのがダイレクトエクストルーダーです
ダイレクトエクストルーダーはノズルの直線にエクストルーダーがあるため
フィラメントが曲がる前にノズルに押し込むことができます
ダイレクトエクストルーダーで有名なのはタイタンエクストルーダーです
調べればタイタンエクストルーダーに換装している例もあります
ただし、重たいモーター部もノズルと一緒に動かすので振動が出やすいです
④オートレベリング機能がない
次に買うならタッチセンサーでオートレベリング機能付き
CR-10Sには普通の人が想像しているオートレベリング機能はありません
ベッドの高さ調整はノズルがベッドの隅をすごくので隙間を手動で調整する必要があります
オートレベリングと書かれているのはボタンを押すとノズルが自動でベッドの隅を動くという意味です
レベリング自体は手動ですので間違いやすいポイントです
こちらに関してはCR-10Sのソフトウェアを別のものに書き換え
タッチセンサーの導入および改造で追加ができます
⑤Y軸が1軸
次に買うならY軸は2軸構成、できればリニアレール
CR-10SのY軸は1軸となっており、またローラーでの固定なのでベッドがぶれやすいです。
こちらはもとから自分でリニアレール2軸に交換予定です
ただ最近のは元からリニアレール2軸のものもあるのでよく調べればよかったです